しめなわ市~幸先詣~のご案内

相模分祠のしめ縄(令和元年新調時)

【しめ縄市・幸先詣を行います】
昨年は分散参拝での初詣は社会的課題となり、幸先良く新年を迎えられるよう幸先詣という新しいお参りの在り方が推奨されました。古来より新年の準備は12月に行われ、師走という言葉に表されるよう、年末に新年のお札を用意し慌ただしく年を締めていく様は風物詩でもあります。当社においても、12月15日から大晦日まで幸先詣を実施し、新年のしめ縄飾り(限定200本)を準備するほか、神棚のお札や新年の御守り・授与品など、一足早く頒布を開始いたします。※元旦にならないとご準備できない授与品もありますのでご了承ください。

【しめ縄について】
神社のしめ縄は神の領域と現世を分け隔てる『結界』として、なわばりを指し示すという役目を担うものです。
しめ縄の由来は、古事記に書かれた天照大神の神話だと伝えられ、その昔、岩戸にこもった天照大神を神々が連れ出した際「もう岩戸に入らないように」と岩戸にしめ縄をつけたことに由来すると伝えられます。

於是天照大御神、以爲怪、細開天石屋戸而、內告者「因吾隱坐而、以爲天原自闇亦葦原中國皆闇矣、何由以、天宇受賣者爲樂、亦八百萬神諸咲。」爾天宇受賣白言「益汝命而貴神坐。故、歡喜咲樂。」如此言之間、天兒屋命・布刀玉命、指出其鏡、示奉天照大御神之時、天照大御神逾思奇而、稍自戸出而臨坐之時、其所隱立之天手力男神、取其御手引出、卽布刀玉命、以尻久米此二字以音繩、控度其御後方白言「從此以內、不得還入。」故、天照大御神出坐之時、高天原及葦原中國、自得照明


自宅の正月飾りであるしめ縄ゴボウ締めは年神様を受け入れる支度として飾るものであるため、年末の内にご用意するのが作法です。ゴボウ締め・玉飾り・輪飾りなど様々な形のものが伝えられます。一般に二十八日頃に飾り始めるのが慣例です。しめ縄を片付けるのは、年神様が戻る日である『松の内が終わった直後』だといわれています。松の内は関東の場合は『一月七日』関西の場合『一月十五日』というように地域によって異なることも多いです。正月飾りを片付ける際には失礼があってはならないので、古くよりどんと焼きの習慣があります。地域の定められた場所や、寺社仏閣で引き取りしてくれます。当社におきましてもお気持ちを賽銭箱に納めて頂き、正月飾りのお焚き上げを受け入れをしております。(五月人形などは別途引取料が必要です)